情報系の話ではいろいろな意味でトラップという単語が使われているようで、
  ・例外処理
  ・情報通信システムの監視(Trap通知)
  ・割り込みなどの特権処理
とか色々な場面で使われているようですが、ここでは「割り込み」に関連する意味での話題です。
なお、上記では割り込みと例外処理はある意味近いものがありますが、特に例外に絞っているわけではないということで割り込みとして述べています。


そもそも何故トラップとは何ぞやと調べていたかというと、カーネルあたりのハードに近いソースを眺める機会があったためです。
"トラップ"となっている関数名やファイル名でやっていることが明確に判断できなかったので、それでいてすぐに情報が見つからなかったので記事にしました。
内容としては薄いです。


さて、トラップとは何なのかというと、私がネットで調べたところでは
  「ハードを直接操作する、システムコールやドライバなどの特殊権限を持つ処理」
とのことでした。
トラップ命令というものをトラップベクター番号を添えて実行することで実行権限が高くなった状態で処理を行うようです。


確かに、私が見ていたソースもレジスタの値を変える処理のあたりにtrapなんちゃらがあったように思います。
上記の意味だとあまり割り込みに関連なさそうな気はしますが、割り込み機能自体はハードレベルで実現されていることが多く、ここでのトラップは「割り込みに関わるハード操作の処理を行うのだろう」として考えています。



参考:立命館大学 小川研究室 第6回 オペレーティングシステムの初歩 割り込み処理